2013年4月30日火曜日

ネギ他の定植

今日は午前中、チンゲン菜、スイスチャード、うまい菜の苗を定植しました。

チンゲン菜
 

 
 
スイスチャード


この後ネギの苗を定植。

畝に沿って苗を15cm間隔で並べていきます。



次に畝に立てかけてた苗を起こして土を被せます。
起こさずに立てかけたまま根元に土をかけるだけのやり方もあるようです。



約4000本を植えました!

 
 
他にも6cm間隔の穴をあけ苗を植えて、成長したら一度抜いて耕耘、除草して株間10cmに植え替える方法もあるようです。
 
この方法でも2000本弱を定植しました。

残り10,000本はこの方法で植えます。

有機農家は多品種少量なので慣行農家のように1種類を大量に植えることはあまりありません。

しかし、ジャガイモ、ニンジン、ネギ、白菜、キャベツなどの主要作物は比較的大量に植えます。

ジャガイモ播種もそうでしたが作業がいつ終わるのかと気が遠くなります。
でも終わった後は達成感でやったーって感じです。

作業が終わって買出しから帰ってきたら、夕日がとてもきれいに真っ赤に西の空を染めていました。
夕日の方角には晴れた日には北アルプスの鹿島槍、唐松岳、五竜岳などが見えます。




2013年4月26日金曜日

小さいですが自分の畑

畑の一角を借りて自分の野菜を育てることになりました。

10mの畝が2本で家庭菜園くらいです。

左の2本の畝で育てます。
 


堆肥を入れる畝と入れない畝で同じ野菜を育てて違いを見てみたいと思っています。
 
向かって右側に堆肥を入れてます。牛糞+オガクズ
 
土壌分析をしたところカリが多めで他は基準値内または下回っています。
硝酸がほとんどないというのが驚きです。
 
硝酸が検知されないのは師匠の畑すべて共通してます。
 
硝酸態チッソの過剰は作物の病気や虫を誘引する原因になる上に人体にも良くないと言われています。
 
検知されないというのは???ですが、いい土を作ってるなと思います。
 
ここに堆肥を入れるとどうなるか見てみたい。
 
他にもいろいろと試してみたいことはありますが、それは来年に取っておきます。
 
キャベツとブロッコリーを播種しました。
 
他にレタス、大根、ジャガイモ、小松菜、大豆を育てる予定です。
 


 

2013年4月23日火曜日

椎茸の菌植え付け&ジャガイモの播種

今日は午前中シイタケの菌をコナラやクヌギの木に植えつけました。

ピストルの弾のような形をした木片に菌が付いていてその木片を原木にドリルで開けた穴に挿し込みます。

原木に穴を開けます
 
 
 
 椎茸の菌


クヌギやコナラ
 
 
 
 
午後はジャガイモを畑に植えました。
 
ジャガイモの種イモを芽を残しながら30g位に切ります。
 
そして切った種イモを穴を掘った畝に30㎝間隔(長靴1足分)で置いていきます。
 
ずっと屈んだ姿勢で作業をするので足と腰に負荷がすごいです。
 

 次に種イモに土を掛けていきます。

これがまた腰にきます。

5人で作業したのですが皆黙々と土を掛けていました。

午後半日で終えるのは難しいと言われていたのですが、17時過ぎに無事終了。

早く芽が出て、花が咲くのを見てみたい。

2013年4月17日水曜日

播種(種まき)が本格化

夏に向けて野菜の定植や種まきが増えてきました。

ポットに種まき
カリフラワー、ブロッコリー、レッドキャベツ、セロリー、ケール、バジル、ニガウリ






畑に直まき
ラディッシュ、おかひじき、小松菜、水菜、ルッコラ、ターサイ、

仮植(大きな鉢へ植え替え)
ピーマン、ナス、トマト

定植
レタス、サニーレタス、ブロッコリー、キャベツ(グリーンボール)、カリフラワー、トレビス

農家は夏から秋に掛けてが収穫の最盛期、今は収穫に向けて種まき、育苗の時です。

ここ佐久はまだ朝に霜が降りる時があるので定植した後もべた掛けは必須。

これからもどんどん撒いてきます。

2013年4月14日日曜日

味噌作り Part3 仕込み完了!

木曜日と金曜日には麹の温度が上がりすぎないように夜11時に切り返しを行いました。


麹作りは温度管理で良し悪しが決まります。

上に何を掛ければいいのか、慎重に判断しなければなりません。

そして発酵が進むと温度が上がるのでどんどん掛物を薄くしていきます。

掛けたシーツをめくるとムロを湿気が包む。

ムロ中に甘酒のような甘い香りが漂い発酵が進んでいることがわかります。

土曜日の朝、6:30に最後の切り返しを行いました。

いい具合に出来上がっていました。

5:30から師匠のお父さんが大豆を大釜で煮てくれていました。

 煮汁が甘くておいしい!

煮た大豆をすり潰し器でひき肉のようにつぶします。


そして台の上に広げ、塩と麹を撒き、混ぜ合わせます。

比率は大豆1、麹1.25、塩0.5。

麹を多めにして少し甘めに仕上げます。

混ぜ合わせた後は味噌玉作り。

空気を抜いて固く玉を作るのですが、家庭で作る味噌玉の5倍くらい大きな玉にします。

量が多いので小さいと間に合わないからです。

これが一番疲れました。

固めるために力がいるので腰に負担がかかり腰が痛くて泣きそうになりました。

できた味噌玉を次々に樽へ投げ込みます。

思いっきり樽へ投げ込むのはストレ解消になり、交代でみんな喜んで投げ込んでいました。

投げ込んだ後は掌で強く押して空気を抜いていきます。

土曜日に2/3、日曜日に残り1/3を仕込み、水曜日から5日間に渡って4斗樽6本、6斗樽2本、8斗樽1本、容量不明1本分を仕込みました。

2013年4月11日木曜日

味噌作り Part2味噌樽洗浄、米麹切り返し

今朝もまた雪が昨日よりたくさん積もっていました。

風も冷たく気温も上がらず寒い一日でした。

今日はそんな寒い中、味噌樽を洗浄しました。

もちろんお湯なんか使わず水で洗います。

結局9本の樽を洗いました。


 昨日仕込んだ米麹は朝と夕方切り返して発酵を促進させました。
発酵した甘いようないい香りがしてきています。
手で混ぜるのですが山に積まれた米の中に手を突っ込むと暖かくて気持ちいいです。

温度を見ながら何度も切り返しをしなければなりません。

明後日が味噌仕込です。
それまでに上手く発酵していればいいのですが。

2013年4月10日水曜日

味噌作り Part1米麹作り

今朝起きると外は一面の雪。

4月中旬になろうというこの時期に雪とは驚きました。

 


今日は出荷日で忙しいのですが土曜日に味噌の仕込みをするため米麹を仕込みました。

大きな釜2つで米270キロを蒸します。

洗米したあと40分ほど水に浸してから蒸します。

火の当番を仰せつかり、たき火好きな私は心の中で大喜びで引き受けました。

さすがにこれだけ大きな釜だとなかなか沸騰しません。

直径20センチもある古木を何本も燃やしました。

40分ほどで芯がなくなれば蒸し終わりです。

釜から二人ががかりで降ろして一輪車でムロに運び込み台の上に広げます。

1回に30キロ弱蒸してるので10回同じことを繰り返します。

朝7時から始めて270キロの最後が蒸し終わったのは15時近くになっていました。

台の上に広げた米を冷まして温度を均等に下げます。

そして種麹をまいて均等になるように混ぜていきます。

今回は6人がかりで混ぜました。

発酵してくると温度が上がりますが40度を超えないようにしないといけません。

また、冷たくても発酵しません。

混ぜ終わったあと、シーツ、タオルケット、毛布2枚、入り口側電気毛布、夏掛布団を掛けます。

土曜日の味噌仕込までに何度か切り返して温度の上昇を抑え、均等に発酵するようにします。

今日はここまで、続きをお楽しみに!

2013年4月7日日曜日

炭焼き

先週の火曜日、研修先のお父さんに連れられ用事で出かけた帰りに炭焼きに立ち寄りました。

炭焼きを見たのは初めてです。

炭焼きを初めて3年目という方がやられていました。
 
 
燃えた木を窯からかきだします。
 

 

土の中に埋めます

2013年4月4日木曜日

定植ブロッコリー、キャベツ、サニーレタス

今日は朝から天気が良く気持ちのいい朝でした。

火、木、土、日の出荷のない日は始まりが8:30からと遅いので走ることにしています。
住んでいる佐久市布施は山の中でどこへ行くにも小高い丘か山を越えるので坂道ばかりです。

でも近くには蓼科山が見え、北東には浅間山が見えます。

今朝の蓼科山




さて、今日の午前中の仕事ですが、秋に使った畑のマルチ(保温のために土の上に張るビニール)を剥がしました。

枯れた枝に絡まったりしてビニールも弱くなっているので剥ぐのも一苦労です。

マルチを剥がした後、ハウスで育苗していた野菜を畑に定植しました。

ブロッコリー、キャベツ(グリーンボール)、サニーレタス(黒いマルチ)

まずは、管理機で畝たてをして、畝のてっぺんをローラーを引いて平らにしました。



サニーレタスはマルチを先に張ります。
初めての作業でいろいろと勉強になります。

育苗ポットに生えている草を取り除き、裏側から飛び出している根を指でちぎります。そうすると根の発達がよくなるそうです。

一人2畝ずつ定植していきます。腰を屈めての作業のため、きついです。また育苗ポットを左手にもっての作業で腕も疲れてきます。

研修生3人でやりましたが、みんな早~い!

あっという間に置いてかれました。

なんとか午前中で定植を終えることができました。

 
 
午後は防獣シートと花豆で使ったネットの撤去でした。
 
体は少しずつ慣れてきましたが、初めてやる作業が多く、まだまだ戸惑うことが多い毎日が続いています。
 




2013年4月3日水曜日

唐箕って知ってますか?

唐とは穀物と藁や屑とを分ける機具で今ではほとんど見かけません。

昨年秋に収穫した小麦をこの唐箕にかける作業をしました。

原理としては上から投入して穴を通って下に落ちます。落ちるときに横から風車で風を送って藁や屑を飛ばして小麦と選別します。藁や屑は小麦より軽いので飛ばされるという簡単な原理です。

風車は手動でハンドルを回し、小麦が落下する穴も手動で大きさを調節しなければなりません。
このハンドルを回すスピードと穴の大きさの調節がむつかしい。

ハンドルを早く回すと小麦まで屑と一緒に飛ばされてしまいます。穴の大きさも小さいと時間がかかるし、大きすぎると大量に落下して屑まで飛ばされずに落ちてきます。

研修生2人でやったのですが最初はなかなかうまくいきません。

途中までうまくいったのに最後に穴を大きくしすぎて屑が大量に落ちてきて最初からやり直したり、穴が小さすぎてハンドルを回すのが疲れたり、仕事が捗りません。

 何度か繰り返すうちにコツをつかんできました。

この唐箕は今では入手困難らしく自分が使うことはなさそうですが、いい経験ができました。」

2013年4月1日月曜日

研修生の日常

今日は農作業ではなく普段どんな生活をしているかを書きたいと思います。

大きく分けて3つのパターンに分かれます。


1つ目のパターンは出荷日。

月、水、金は出荷日で一番忙しい日です。

大体1日で30件位の配達先へ10種類ほどの野菜を出荷します。

作業場



5:30に起床。
気温は低いと2度。吐く息が白い。

6:00に朝食。
味噌汁、納豆、焼き魚が多いパターン。

朝7時から作業が開始され、お昼の14:30位まで休みなしで働きます。作業場にはお菓子があってつまめるのですがバクバク食べるわけにもいかず、かなりお腹が空きます。

出荷作業が完了してお昼休みは皆そろって用意された昼食を食べます。
野菜を中心に皿数も多く栄養はこの昼食で摂ってます。


1時間の休憩があっていつも15分位昼寝します。

そして18:00で作業終了。

19:00から夕食。
自炊ですが流しが狭くて料理を作る気になれなくて、いつも手抜きです。
最近は朝食の残りのご飯と味噌汁で卵を入れておじやがお気に入り。


20:00入浴。
風呂場も狭くて汚いです。でも体が温まるとホッとします。


浴槽は膝を抱えないと入れません。

寝るまでの間はPCでFBのチェックや調べものをしたり、読書で過ごしてます。

23:00就寝

2つ目のパターンは農作業日
火、木、日が農作業日です。

5:30起床

6:00から7:00まで10キロのランニング。
どこを走っても坂道ばかり、鍛えられます。
蓼科山、浅間山が見えてとても気持ちいいです。


7:30から朝食

8:30から作業開始。

10:30に休憩、お茶とお菓子で雑談。

12:00昼食

13:00作業開始

18:00作業終了

19:00に夕食。

3つ目のパターンは休日。

土曜日はお楽しみのお休み。

1週間分の買出しに行きます。

そのために軽トラを買いました。


ちなみに佐久平が最寄りの街で車で30分かかります。

店はいろいろと揃っていて便利です。

洗濯もしなければなりませんし、結構忙しいです。

ようやく佐久へ来て1週間が経ちました。

佐久の穴場情報もそのうちにアップできればと思っています。