2013年11月28日木曜日

土壌診断

JAに依頼していた土壌診断の結果が届きました。

診断してもらったのは3段畑の2段目と3段目。

土壌診断は人間の健康診断と同じ。

畑が健康かどこか悪い所がないかをチェックするためのものです。

主な検査項目としては
⑴土壌の酸性度
⑵EC残留肥料の多寡 特に硝酸態窒素の量 多すぎると害になる
⑶石灰、苦土、カリのバランス、飽和度
⑷リン酸の量
⑸微量要素の多寡

結果は両方の畑とも硝酸態窒素・ホウ素・亜鉛が不足、石灰・鉄が過剰。

前の畑の借主が多量の石灰を撒いたみたいです。

他は適正でした。

土壌には物理性、生物性、化学性の3つの要素があり、上記は化学性の診断だけ。

団粒構造・透保水性・通気性など根が張りやすいかをみる物理性。

多種多様な土壌生物がいるかみる生物性。

この3つの要素を観察して育てる野菜にあった土壌にすることで、すくすくと健康な野菜が育ちます。

まだまだこれから土壌をより良くしていかなければいけません。

でも完成した土壌の畑より、これから自分で良い畑にしていく方がやりがいがあると思います。

ちなみに慣行農法と呼ばれる農薬や化学肥料を使った農業は化学性に焦点を当てて土壌を作っていきます。

したがって、物理性や生物性は軽視されています。

農薬を撒いて害虫を駆除し、肥料を沢山使って大きな作物を作るのは過保護に育てブクブク太らせるのと同じだと思います。

それより多様な生物が生きる環境をつくることで害虫の害を最小限に抑え、土壌は有機物で野菜にとって最適な物理性と生物性を育てていきます。

出来る限り自然に与える影響の少ない、野菜本来の力を活かした野菜つくりをしていきたいと思っています。

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